20161215
一度ラフレシアに襲われてから、
身体が疼いてしまって、疼きを収めるために夜な夜なラフレシアの元に通うも、
ある日自分を襲った個体が討伐されていて、戸惑うショタメディ。
ラフレシアにマーキングされたは身体は抵抗力が低いことへの証しになっており、
魔物にしか感知できないフェロモンが出ていたショタメは、別のラフレシアに背後から絡めとられてしまう。
触手に弄ばれた時感じたのは、いつものような快楽ではなく恐怖と痛みだった。
繁殖期のラフレシアには、「マーキングした対象に快楽物質を与える」効果を持っているが、
同時に「自分以外と繁殖行動を起こすと、対象に痛みと恐怖を伴わせる」もので、
それを知らないショタメは、一晩中犯されながら経験したことのない強い不快感に胃液を吐きながら耐え続ける。
隙をついて逃げ出し、宿に帰って死んだように眠るが、
自分を襲ったラフレシアはもういないはずなのに、マーキングの効果は消えていなくて、
夜になると覚醒してしまって眠れないショタメ。
日が落ちるとどうしようもなく疼いてしまう体を抑えきれず、
対象のラフレシアがいなくなったとわかっていても
人間相手であれば自分の体の疼きがとれるかもしれないと、夜の街をふらふら歩くショタメ
次の日も夜の街へ繰り出そうとするショタメを、
「俺じゃ、ダメですか」と腕を引っ張るギルドメンバーの茶フォト。
自暴自棄になってるショタメをなんとか抱こうとするも、
気持ち良いことが恐ろしいものになっているショタメはすごく嫌がって、大変な夜になりそう。
次の日すごく気まずくなってほしい。
でも、疼いて疼いてどうしようもない身体を、夜になると茶フォトに擦り付けるショタメ。かわいい。
何度も抱こうとして、気持ち良くさせようと茶フォトも頑張るけど、
全然気持ち良くならなくて、ショタメは一生このままだったらどうしようと悩む。
自慰すらも恐怖に変わるそんな状態の中、
ある日、茶フォトが今日はセックスじゃなくて、一緒に夜のタルシスを歩きませんか、と持ちかける。
二人ではじめてゆっくりと夜風にあたって、
まるで体の関係がないみたいに他愛もない話をして、夜が明けるまでに宿へ戻って眠る。
次の日も部屋で、好きな飲み物を片手に酒場で聞いた面白い話をしながら、微睡みを感じたらお互いの寝床に入る。
そんな穏やかな毎日を繰り返す、茶フォトとショタメ。
雨が強い夜、また部屋で二人で話すか、もしくは本を読んだりしようかな、そう思っていた茶フォト。
とりあえず本を持っていくと、ショタメが不安そうな顔をしながらベッドに座っている。
隣に座った茶フォトの手を、ショタメはきゅっと握った。
いつから部屋にいたのかわからないぐらいショタメの手は冷たくて、
茶フォトが声を発する前に、頭を茶フォトの肩に少し乗せるショタメ。
「ごめん、しばらく…こうしてていいかな」
穏やかな、でも消え入りそうな声で言葉を発したショタメに肯定の言葉を返すと、
少し微笑んで、そのまま寄りかかり眠るショタメ。
その次の日の夜から、だんだん体の接触が増えていき、
ラフレシアに開発され、恐怖を植え付けられた体を上書きするように、生殖を伴わないふれあいをして過ごす。
そんなハッピーエンドが良い。